障害は異彩 ビジネスモデルに

アートから魅力的な製品 正当な対価を

ー社長を務めるヘラルボニー(岩手県花巻市)は「福祉実験ユニット」を掲げています。どんな事業を展開していますか。

「知的障害がある人が描いたアートをネクタイやハンカチに印刷し、自社のウェブサイトなどで販売しています。全国の数十の社会福祉法人などと連携し、作家は20~60代の100人ほど。千点以上のアート作品が集まっています」

「アートは建設中のビルの仮囲いにも印刷しています。期間限定の『街の美術館』です。みずほファイナンシャルグループの東京・丸の内の新社屋などで実現しました。都内にあるパナソニックの研究開発拠点の壁紙やクッションにも採用してもらいました」

ー吉本興業ホールディングスとも提携したそうですね。

「『DARE?ダレ』というアパレルのブランドを共同で立ち上げました。知的障害のある人が描いたお笑い芸人さんの似顔絵をTシャツやパーカーにあしらい、売り出しました。障害のある人が注目されると、きれいな物語に仕立てられて、『感動の押しつけ』になりがちです。芸人さんと協力すればイメージを変えられる、と思ってたんです」

朝日新聞/2020/01/07/日付より

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