ベーカリー開業支援、ウケる店名

「考えた人すごいわ」「バブリーいくよ」「歯が踊っちゃうよ」「すでに富士山越えてます」……。1度目にして、口ずさむと忘れられないネーミングの高級食パン店が全国各地で相次ぎ誕生している。仕掛け人が、ベーカリー開業支援を手がけるジャパンベーカリーマーケティング(横浜市)の岸本拓也社長。「ネーミングの賞味期限は、1秒、1日で構わない」と語り、食パンのおいしさを積み上げた「音・旅・服・食」の体験の提供を目指している。

ーー開業支援を手がけたベーカリーは全国で300店を越えます。

「食は地域の文化を体現するものであり、パン屋で街を元気にしたいと考えています。開業支援では、人口5万人の小商圏でもベーカリーの経営が成り立つことを目指しています。具体的には、物件の選定や製パン指導、商品開発などトータルで開業のお手伝いします。その中には接客指導も含まれるほか、店舗のネーミングやデザインも手がけます。パンを通して『音・旅・服・食』の体験を楽しんでもらいたい。ベーカリーは地域に密着したお店です。だからこそ、毎日食べても飽きない味わいを最優先で考えています」

日経MJ/2022/06/05/日付より