長いトンネルを抜けたー。松本山雅は1日、芝の張り替え工事が完了した本拠アルウィンでの今季初戦で大宮に3-2で競り勝ち、開幕7戦目で初白星を手にした。前半25分に左ウィングバックで起用されたMF石原崇兆(25)が先制の今季初得点。3-0から2点を返されるなど課題も残ったが、反町康治監督(53)の下で苦境から抜け出した。

トンネル抜けた

勝利を告げる笛が鳴り響くと、イレブンはピッチで思い思いに喜びを表現した。反町監督は終始厳しい表情だったが「つらい1カ月ちょっとを過ごしてきたのは間違いない。ブレずに負けずにやってきた成果がちょっとは出た」と息をついた。

出場が限られていた石原が勝利の立役者となった。前半25分に高崎からペナルティーエリア左でボールを受けて右足を振り抜いた。「ベンチでみんなと喜びたかった」と指揮官とハイタッチを交わした。後半2分にはペナルティーエリア左外から絶妙なクロスでアシスト。「サイド選手として1ゴール1アシストは、これからもアベレージとしてやっていきたい」と訴えた。

スポーツニッポン/2018/04/02/日付より