料理を科学する
焼き始めは植物油、皮・表から
下ごしらえした魚に小麦粉をまぶし、バターなどで焼いて作るムニエル。シンプルな材料で作れるのに、レストランのような華やかさも感じられるのが魅力の一皿だ。
魚の種類を変えたり、スパイスやハーブで風味を加えたりと応用が利くので、基本の作り方を押さえておきたい。
まずは、下ごしらえ。魚の下ごしらえは「塩をまぶして10~15分ほど置く」などと書かれていることが多い。こうすると、表面の水分に塩が溶けて濃い食塩水になり、浸透圧で魚から水分が出てくる。これを…
日本経済新聞 日経プラス1/2025/07/26/日付けより