お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」で活躍する諏訪市出身の藤森慎吾さん(36)。俳優や声優、歌手など幅広い分野で才能を発揮しています。多くの出会いと刺激があったという10代のころを振り返ってもらいました。

感性にぴんとくるものがあれば、突き進めばいい。人との出会いも大切。

諏訪市出身で3人きょうだいの末っ子です。家族みんながお祭り大好きだったので、御柱祭は一家の一大イベントでした。小学生の時、子ども向けの木やりコンクールに出たこともあります。

セイコーエプソンに勤めていた父親の仕事の都合で、中学校の3年間は香港で暮らしました。香港生活は刺激的でしたね。地元と違って、最新のファッションの店もあるし、夜遅くまで店が開いていて明るい。夜11時までスケボーやって、遊び歩きました。そのころの友達とは今も仲が良く、同級生で集まって一緒に遊びに行くこともあります。

帰国後、山梨県内の私立高校に実家から1時間半かけて通いました。ずっと東京に憧れ、「絶対に東京の大学に行く」と決めていた。だから、親を説得するため、いい成績を取ろうと頑張りました。通学の電車内でも、ずっと古典や英単語を覚えていましたね。

信濃毎日新聞/2019/05/17/日付より