負けちゃっても 何にでも挑戦できるよ

観戦記100th 「ビリギャル」本人 小林さやかさん

甲子園は初めて。泣きそうになりますね。みんなここに立つのを夢見て、頑張ってきたんだなって思うと足がすくむ。バースデーソングが流れてきた。愛工大名電の柳本君、誕生日なの?すごいね、みんなに祝ってもらって。一生忘れないだろうな。私も愛知で育ちました。

高校時代は金髪に派手化粧。テストではよく学年最下位だったから「ビリギャル」。それが2年の時に弟の代わりに行った塾の面談で、坪田信貴先生と出会って変わった。否定的な大人とは違い、全てを肯定してくれた。

2時間話を聞いてくれて、「君面白いね、慶応とか行ってみたら?」「櫻井翔君が行ってるとこだ!イケメンがいっぱい、いそう!行きたい!」と。それまでの狭い世間と違い、坪田先生みたいに面白い人がいる世界があるのなら、私もそこに行きたい。世界を広げたいと思った。

初めは誰も本気にしなかった。それが1年半1日15時間勉強し続けて死ぬ気の努力をしていたら、たくさん応援してくれる人が出てきた。人の一生懸命な姿は、まわりを変えることができるんだと知りました。

朝日新聞/2018/08/17/日付より

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