米プロバスケットボールNBAのドラフト会議が20日(日本時間21日)、ニューヨークで行われ、日本代表のエースで米ゴンザガ大でプレーした八村塁(21)がウィザーズから日本人初となる1巡目、全体9位で指名された。1年目から先発の可能性があり、年俸は4億5000万円を超える見通し。過去にマイケル・ジョーダン氏(56)も所属した古豪でプロのキャリアをスタートさせる。
「本当に夢みたい」
歴史的な瞬間を迎えると、八村は右手人さし指を天に向けて喜びをかみしめた。1巡目9位。ウィザーズから指名を受け「本当に夢みたい。どのチームになっても、チームにインパクトを与えるつもりなので、これからが楽しみ」と声を弾ませた。ワインレッドのジャケットにブルーのシャツと蝶ネクタイ。上着の裏地には右側が母と自らの母国である日本、左側が父の祖国ベナンをイメージした柄を入れていた。
ドラフト前の米メディアの八村の指名予想は1巡目の11~13位が大半を占めたいた。全体1位で指名されたウィリアムソン(デューク大)ら上位3位は〝鉄板〟で、4位以降は混沌(こんとん)とする状況。八村は予想より早く名前を呼ばれたが「9位は想定内」と堂々としていた。新人の年俸は指名順位に応じて基準額が設定され、全体9位は371万9500㌦(3億9980万)。この80~120%で契約する必要があり、八村の年俸は1年目から4億5000万円を超える見通しだ。
スポニチ/2019/06/22/日付より