女子ゴルフの22歳、渋野日向子は進化の途上だ。AIG全英女子オープンを制し、時の人となった2019年から体もスイングも用具も見直した。全ては大きな飛躍のため。変化を恐れず進む先に米ツアー進出やメジャー、東京五輪がある。
「いろんな意見があるかもしれないけど、私は間違っていると思っていない」と少し気色ばんだ。新型コロナウイルス禍で6月となった20年の国内開幕戦で予選落ち。オフから進める新しい試みに対し、「戻すべき」との一部意見に反論した。
米国で戦い頂点を目指すには飛距離が必要と、土台からつくり直した。以前はあまり意識しなかったアミノ酸の摂取などに気を使い、専門家の指導で臀部(でんぶ)などを鍛え上げた。
信濃毎日新聞/2021/01/06/日付けより