新1年生の保護者は「小1の壁」という単語を耳にすると身構えるだろう。なかでも、環境や生活リズムが一変することによる、子供のメンタル面への影響は気がかりだ。日経BP社の共働き世帯向け情報サイト「日経DUAL」から、“子供にとっての壁”の乗り越え方を紹介する。

この春、8年ぶりに我が子の小学校入学を迎えた。上の子の入学時はどんな様子だったか、当時の私は母親として何をしていたのか、必死に思い出してみた。

子供は順応性が高く、必ず学校に溶け込むことができる。実際に壁にぶつかって親子で挫折した、などという人を私は見たことはない。そうはいっても、親の不安は大きいはず。そこで子供の“壁”を壊すための小さなアイデアを紹介したい。

幼稚園や保育園の行き返り、親は必ず付き添っていた。小学生になると、子供はいきなり一人で登下校することになる。緊張度合いは相当なものだろう。

保育園児の場合は別の課題もある。入学と同時に昼寝の時間が無くなる。放課後はまっすぐ家に帰らず、学童保育で過ごす。小さな体でこなすのはなかなか大変だ。

したがって夏休み前までは、帰宅後はゆっくり過ごすことを最優先した。帰ったらすぐにご飯にして、ひと通り話を聞いたらお風呂に入る。疲れた様子のときは、習い事も休ませた。

日本経済新聞/2018/05/08/日付より