ビッグローブ、専用オフィス

観光地などに滞在しながら仕事をする「ワーケーション」を新規事業の開発に生かそうとする企業が増え始めた。インターネット接続大手のビッグローブは専用のサテライトオフィスの整備を進める。都会のオフィスでは生まれないアイデアを引き出しイノベーション(技術革新)につなげる狙いだ。

大分県別府市。全国屈指の温泉地に5月、ビッグローブが「ワーケーションスペース」を開設した。6畳一間で住居兼用。源泉掛け流しの浴場も併設する。ここで若手社員を入れ替わりで3カ月ずつ滞在させる。費用はすべて会社負担だ。

日本経済新聞/2021/06/21/日付より